Translate

スポンサードリンク

お客さんにレジを早いと錯覚させる方法

2020/04/04

コンビニでの仕事論



毎度です、YUUです!

前回の『たった3ステップ! レジ打ち早くするちょっとしたコツとは?』の最後に触れたことを覚えていますか?
YUUさんはこう書いています。
『実を言うとお客さんに早く感じさせるというテクニックもあったりします』と。
早いレジというのは確かに魅力的です。
前回書かせてもらったのは、実質的なレジのスピードについてです。
今回は、心理的なレジのスピードアップ、つまり、お客さんにレジを早いと錯覚させる方法を備忘録的に書き残しておきます。



まったく同じタイミングでレジが始まり、全く同じタイミングでレジが終わったのに「遅いッ」

……という言葉が先月に隣のレジから聞こえてきました。
オーナーが相方だったのですが、お昼時の並びに並んだ時でしたので仕方ない部分もあるかなとは思います……。
実際彼はレジスピードが遅いワケではありません、むしろ早い方です。
ただちょっとしたクセがありまして。
ラッシュになると1人でも多く捌こうとして、普段の接客レベルを落としてしまうのです。
YUUさんはオーナーの手前というのもあるので、普段より3割増しの接客をするという小賢しいことをしていました。

不思議なものです、全く同じタイミングでレジが始まり、全く同じタイミングでレジが終わったのに隣では「遅い」って。
急いでいたのかと思ってもみたんですが、普段からよく買い物に来てくれる現場系のお兄さん、相手が男か女かというのもあるかと思ったらそうでもなさそう
後輩ちゃんも遅いって言われてたしな……。


早いと感じさせるテクニックとは

コンビニのレジは、商品のスキャンから袋詰めまで店員側が行うというのが基本です。
最近ではセルフレジ導入という所もありますので一概にも言えませんが、基本的にはそうだというのが業界の常識です。

さて、スピードを上げるテクニックといえども人には限界があります。
そんな状態でスピードをさらに上げろなんて言われても、と思うのは正常です。
それ以上を出すとなれば腕がさらに増えてくれれば解決できるかもしれませんが、そんなキメラ的な生物にはなれませんからね。
そうなれば方法は1つしか残っていません。
自分のスピードはこれ以上は無理、なら後はお客さんに早いと感じて貰うしかないじゃないの、ということです。

もうちょっと言い方を変えると、お客さんに見せるではなく魅せる接客をすると早く感じて貰うことが出来る、と(オーナーの一件から)感じ始めています。
お客さんの満足度が早いか否かを感じさせているといっても過言ではない、と。





魅せるためには?

魅せるためには人それぞれ、色々な小技があります。
ですが個人的には、接客における基本中の基本が最も汎用性のあるものだと考えています。

  1. お客さんが来店すると「いらっしゃいませ、○○(時間に応じた挨拶)」
  2. お客さんがレジに立つと「ありがとうございます
  3. 商品をレジに通し終えると「お会計、〇〇円です
  4. 代金を受け取ると「〇〇円、お預かりします
  5. お釣りが発生すれば「〇〇円のお返しです
  6. 商品を渡す時に「お待たせしました
  7. お客さんがレジから去る時に「ありがとうございます、またお越しくださいませ

これ、どこでも使われているであろうレジでの店員側のセリフです。
これらは基本中の基本ですよね、むしろ無くすことが出来るのかという疑問すら出てきます。

さぁ、これにプラスαしましょう。
出し惜しみしませんよ、まず必要なのは声のメリハリです。
とくに重要になってくる1・2・7は通る声が必要になってきますね。
この辺りは他のお客さんのにも聞かせるつもりでいるとよいかもしれません。
しかし3・4・5・6は、対象となるのは目の前のお客さんだけなので、相手に届く程度の元気良さで。

次に、声のお供に笑顔を忘れずに!
お客さんと対面しているであろうタイミング(2・3・4・5・6)では外せません。
が、実を言うと通る声は顔の表情でも大きく変わってきます。
なので結局1~7まで、全てのタイミングで必要になってきます。
まぁ感じの良い表情というのはマニュアルにもこうやってくれって書いているワケで……。

この2つで与える印象はかなり変わります。
変な話ですが、どこのコンビニに行っても基本中の基本(声や表情)が出来ている人ってほんの僅かなんです。
なので出来るだけでも魅せることが出来て、満足度が上がり、早いという錯覚すらも覚えてもらえるのです。
まぁレジの打ち方の技術も見せる方法と言えばそうなんですが……。



という訳で、お客さんにレジを早いと錯覚させる方法でした。
前回のレジ打ちの技術も合わされば最速と錯覚させることも可能かもしれませんね(笑
まぁ問題なのはレジに立ってスマホを触っているようなお客さん。
その場合は早いも何もありませんので、特に難しく考えなくても良いとは思います。
とは言っても、それが実はMSでした、なんてことが無いように基本中の基本はやっておくに越したことはありません。
人間の体って不思議なもので、それに慣れてくるとデフォルトで出来てしまうようになりますので、そこまでいけば怖いものはあまりないでしょう。

ではでは('ω')ノシ

スポンサードリンク